思春期のお子様がおられる親御さんが知っておくべき性教育
思春期ともなると性ホルモンの分泌が活発となって自意識や恋心が芽生えます。性についての好奇心や行動が増す一方、性的な興味の方向性に悩むこともあります。自慰行為を含めた性行動が増加していく思春期には自分や恋人への性欲や願望とうまく付き合い対処する必要が出てきます。知識や具体的なケースを教えるだけでなく、常にお子様の価値観形成の良き相談役でいてほしいです。
小学生が知っておくべき性教育
子供は素直な好奇心に満ちあふれています。性交渉への関心など微塵もない時期になるべくなら妊娠出産や生命神秘をありのままに感じてもらいたいもの。そしてなるべく自由で率直な雰囲気で子供たちの問いに答えてあげたいところです。性の前提となる人間関係やしてはいけない性行動、それを拒否することなど学ぶことがたくさんあります。
中学生・高校生が知っておくべき性教育
勉強、部活、遊びに友人、恋と忙しいこの時期。自意識が高まり人の目が気になる時期です。そのため仲間意識とともに、みんなと同じでなければといった圧力を感じる時期でもあります。性の知識や実践的対策だけでなく、自身の価値観や現時点での恋愛の位置づけ意識を自覚することが「性」との付き合い方で大切になってきます。
大学生・成人が知っておくべき性教育
何よりもまず自分の価値観を知ることです(簡単なようで非常に難しい)。次に相手の価値観を知ることです。深く相互理解し合えばお互いの望む感情や結果が明確になってきます。本当に望む感情や結果を手に入れるために、好き嫌いをはっきり言うこと、安全なセックスの知識や実践、今まさにそれをすべき時なのかを考えることは必須なのです。
アフターピルオンラインがお伝えしたいこと
性交(セックス)と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。生殖、子供を設けるための行為でしょうか。願望や欲望を満たす行為でしょうか。「妊娠」という人生を一変させうる結果がすぐそこにある行為です。これを自由に楽しむにはパートナー同士が互いに独立して責任を持ち、自ら決定できることです。それには妊娠や避妊について十分な知識を持ち、事前に話し合われ、実践されていることが必要です。
「産婦人科医がお伝えする最低限知っておくべき性教育」に関する全コラム
まずは現時点で大事にしている「価値観」を見つけてください。避妊について知ることはあなたの価値観を守るための手段の一つです。あなたにあった方法を見つけてください。