経口避妊薬(ピル)のデメリット

2020/05/09
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メリットとのバランスを

避妊効果において最も優れている方法の1つである経口避妊薬(ピル)ですが注意点もあります。

性病の予防効果がない

性病を防ぐことのできる方法は男性用コンドームだけです。経口避妊薬との併用が勧められます。

消化器症状

経口避妊薬は飲み始めの時期に少し不快感がでるかもしれません。続けることで消失することがほとんどです。ひどい場合は医師に相談してみましょう。

深部静脈血栓症のリスク

静脈という血管の血液が固まりやすくなることです。ピルを使用していない人に比べてわずかに発生割合が上がるとされます。しかし妊娠することに比べれば(ふつうに妊娠しても血栓症リスクが上がります)発生割合は低いです。

高血圧や片頭痛やタバコありの場合

高血圧や片頭痛がある場合にはピルの使用で脳卒中のリスクが、高血圧やタバコがある場合にはピルの使用で心筋梗塞のリスクが上がると報告されています。

長期内服の場合

子宮頸がんや乳がんのリスクが上がるかもしれないという報告があります。