女性「ホルモン」の薬を避けたい
経口避妊薬など避妊方法の中には女性ホルモンが含まれているものが多いです。この「ホルモン」という言葉に抵抗を感じる方もおられると思います。また実際に女性ホルモンに関連した、がん患者さんやその疑いのある人は女性ホルモンを避けたほうがよいとされます。
女性「ホルモン」がない避妊法
女性ホルモンとは全く無縁の避妊法を紹介します。女性ホルモンのちからによって排卵(卵子がでてくること)を抑える、子宮の状況を変化させる避妊法ではありません。物理的に精子の通過を防いだり、受精卵の着床を抑えたりする方法です。
男性用コンドーム
女性ホルモンは配合されていません(殺精子剤というお薬が付いているものはあります)。物理的に精子の通過をブロックします。
IUD(子宮内避妊具の1つ)
子宮内避妊具の1つであるIUD(intrauterine device 子宮の中にいれる器具)も女性ホルモンが関係していない避妊法です。子宮内に存在することで受精卵が子宮の膜にくっつく(着床)のを邪魔する方法です。
子宮内避妊具には「女性ホルモンを放出するタイプ」(IUS)もありますので注意してください。詳しくは産婦人科など専門家に相談してみてください。