避妊法によって効果が違う?
実は避妊法によってその効果に差があるのです。避妊効果は1年間に100カップルのうち何人妊娠しなかったかによって計算します。例えばある避妊法を用いて1年間に100カップル中90人が妊娠しなければ(10人は妊娠している)、その効果は90%ということになります。
避妊効果 99%以上
・子宮内避妊具(IUD/IUS)
・避妊のための手術(男性なら精管切除 女性なら卵管切除)
・経口避妊薬(ピルを常に正しく使えた方)
避妊効果 98%
コンドーム(医療機器としてのコンドームを正しく使いこなせる方の場合)
避妊効果 90-95%
経口避妊薬(よくありがちな使い方の場合:たまに飲み忘れてセックスしてしまうなど)
避妊効果 80-85%
コンドーム(よくありがちな使い方をする場合)
コンドームは意外に頼りない?
普通の日本男性はきちんと正しいコンドーム使用の訓練を受けていません(そんな場はない)。避妊を求めるカップルにとって、コンドームを普通に使用した場合の避妊効果は全く満足いくものではありません(1年間に100カップル中18人の女性が妊娠するという報告があります)。
コンドームは性病を予防できる唯一の避妊法です。安全なセックスのためにはコンドーム+α(経口避妊薬など)が望ましいのです。