ヤッペ(Yuzpe)法
アフターピルをこれまでに使用したことのある方の中にはひどい吐き気を経験した、吐いてしまったという方がおられます。確認をするとヤッペ法であることが多いのです。
2人に1人、吐き気
アフターピルには異なる種類があると気づきます。これまで日本で最も一般的に行われてきた方法はヤッペ法といわれるものです。中用量ピルのプラノバールというお薬を性交後72時間以内に、2錠内服し、その12時間後に2錠内服します。
この方法では副作用の吐き気を2人に1人の方が感じるようです。また2度目の内服飲み忘れも発生しやすいです。
また排卵日付近の性交で妊娠を防ぐことのできる確率は性交後24時間以内なら77%、48時間以内なら36%、72時間以内なら31%という報告があります。
ノルレボとの比較
2011年に日本国で承認されたノルレボと比較すると、ヤッペ法は妊娠を阻止できる確率が低いのです。
ちなみにノルレボが排卵日付近の性交で妊娠を防ぐことのできる確率は、性交後24時間以内なら95%、48時間以内なら85%、72時間以内なら58%という報告があります。
副作用の吐き気も数%、吐くということはほとんどないとされます。
価格は安いが
しかしヤッペ法は価格が安いと提案されることから魅力的に映ってしまうことも事実です。ヤッペ法しか利用できない状況では仕方がないかもしれませんが、したくない妊娠をしてしまった時のことを考え、納得できる選択をしてください。