緊急時に避妊するアフターピルの正しい使用方法

2020/03/24
  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
       

本人がアフターピルを飲むかどうかの決定を

当たり前のことですが、必ず女性本人がアフターピルを飲むかどうかの決定をしましょう。妊娠はその女性の健康や人生に最も大きく関わってくることの一つです。

できるだけ早く

今妊娠すると本当に困る状況で、妊娠の確率を下げるためアフターピルを飲むことを決めたなら、できるだけ早くアフターピルを飲むことが一番大事です。

事後72時間以内の内服でOKでは

よくアフターピルは性交後72時間以内(3日以内)に内服すればよいといわれます。この意味するところは


①国内承認のアフターピルは性交後72時間以内(3日以内)に内服することになっている

②しかしアフターピルは完全に妊娠を防ぐものではない

③それでも妊娠を防ぐ効果を高めたいなら方法は一つ、なるべく早く飲むこと

④これを機会に緊急で不確実ではない、計画的で99%に近い避妊効果をもつ通常のピル(経口避妊薬)やコンドームを同時に使ってほしい


性交後72時間までに飲めば妊娠を防いでくれる確率はいつでも同じと決して誤解しないようにしてください。

副作用がこわい

副作用が怖いという方がいます。アフターピルの副作用に命に関わるような重大なものは報告されていません。頭痛、吐き気などこそあり得ますが、数パーセントから十数パーセントです。

副作用というデメリットよりも妊娠した時のデメリットが明らかに大きいのならば、最後の緊急避妊としてのアフターピルを飲むメリットは大きいのです。