緊急避妊薬(モーニングアフターピル)の種類

2020/03/15
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大きく分けて3種類

アフターピルについて調べていくと、いくつかの種類があると気づくはずです。ここでは大きく分けて3種類をご紹介します。

ノルレボ

レボノルゲストレルという黄体ホルモンが1.5mg含まれた、緊急避妊薬として日本の国が承認したお薬(ジェネリックあり)です。

避妊に失敗した際、72時間以内(3日以内)に1錠1回服用します。

排卵日付近の性交で妊娠を防ぐことのできる確率は24時間以内なら95%、48時間以内なら85%、72時間以内なら58%という報告があります。つまりアフターピルを飲むなら早ければ早いほどよいということです。

副作用も従来のヤッペ法(以下参照ください)に比べて格段に少なくなりました。特に気にする方が多い吐き気に関して言えば数%、吐くということはほとんどないとされます。

価格はクリニックによって違います。医療保険が使えない(保険証が使えない)自費診療となるためです。

ヤッペ法

緊急避妊薬が承認される前には日本国において最も一般的であった緊急避妊の方法です。

中用量ピルのプラノバールというお薬を性交後72時間以内に、2錠内服し、その12時間後に2錠内服します。

排卵日付近の性交で妊娠を防ぐことのできる確率は24時間以内なら77%、48時間以内なら36%、72時間以内なら31%という報告があります。他と比較して妊娠を阻止できる確率が低いです。

副作用の吐き気は50%の方が感じるようです。また2度目の内服飲み忘れも発生しやすいです。

他の緊急避妊方法がないなどの場合には使用するべきです。安価なことのみが魅力に感じての選択はおすすめしません。こちらを選択したい方には処方してくれるクリニックもあります。

ウリプリスタール ella/ellaOne

120時間以内(5日以内)でも使えることが大きな特徴です。日本では認可されていませんが、ヨーロッパやアメリカでは承認されているお薬です。日本では取り扱っているクリニックは少ないですが、輸入で取り入れているクリニックがあります。