お母さん(出産経験がある方)のための緊急避妊

2020/07/22
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お母さん(出産経験がある方)のための緊急避妊

産後も、ワーキングマザーも、シングルマザーも、お子さんがいらっしゃる方は非常に忙しいのです。

緊急避妊は2種類

出産経験がある方にとって緊急避妊は①緊急避妊薬(モーニングアフターピル)という薬を飲む方法と、②子宮内避妊具(IUD/IUS)という子宮内に小さな医療用器具を入れる方法があります。

アフターピルの方が知られている?

緊急避妊薬はホルモン薬ではあるものの、内服薬という手軽なイメージ、認知度から選択されやすいです。

一方で①時間が経過すればするほど避妊効果が落ちる、②添付文書上のタイムリミットがある(事後72時間)、③怪しげな海外製薬剤、信頼の不確かさという問題があります。

子宮内避妊具は試す価値あり

子宮内避妊具は子宮の中に留置することからアフターピルに比べると心理的な抵抗を感じる方も多いでしょう。

でも事後120時間以内に留置すれば99%以上の効果があるという点で、制限時間の面でも効果の面でもアフターピルに勝っているのです。産婦人科医にお願いすれば相談に乗ってもらえます。

留置継続すれば通常避妊に

子宮内避妊具は緊急避妊で使ったあともそのまま通常避妊として使用できます(いらなれば抜去してもらうことになります)。

お子さんを持つお母さんは日常忙しいのです。経口避妊薬を毎日というのが手間である、ホルモン薬が使えない状況(授乳中など)であるなら子宮内避妊具は多忙なお母さんを助ける選択肢かもしれません。