アフターピルがほしい高校生の皆さん

2020/07/21
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勢いに任せたな性交の後に・・・

最近の高校生は今の大人よりもアフターピルをよく知っているかもしれません。学校や友達同士で話題になることがあるようです。しかし実際に手に入れるにはハードルが高いかもしれません。

親にばれないか

受診によって親にばれることはありません。現在アフターピル診療は保険証が使用できない(保険証不要)の診療だからです。保険診療であれば後で親御さんの知ることになるかもしれません。

手に入れる場合に困ること

・未成年は親の同意が必要なことがある(医療機関によって異なります)

・カード決済ができない(高校生はクレジットカードが作れない)

・購入時間(学業や親に関わるの制約と医療機関の営業時間の問題)

・値段の問題(高校生には高額である可能性)

怪しいところへ接触する?

さらにバレない、支払いの問題、安いところへ、時間的な制約すべてをクリアするものとしてたどり着くのは「アフターピル譲ります」と「アフターピル送ります」という文言です。

これらのアフターピルが信頼に足りるかどうかを知る方法はありません。また国内製の国内承認薬であることもないようにみえます(国内承認薬以外は国は責任を持ってくれません)。法令違反に関わる場合もあるため注意が必要です。

怪しいと感じるところからアフターピルを手に入れるとさらに不安が増強する可能性もあるのです。

高校生だけで責任をとることは難しい

まずは身近な自分の親、彼に相談、彼の親に相談することです。アフターピル処方については近くの産婦人科の先生なら相談に乗ってくれると思います。

日本では13歳から自分のセックスや性の決定に責任が持てると考えられています。実際は上記のような理由から高校生が自力でアフターピルを含めた対処を行うことが困難な状況です。

海外では16歳以下ならアフターピルを無料で処方してくれる国もあるほどです。

一度妊娠したらもう自分たちだけで対処できる問題ではありません。周囲に隠し通すこともできないしむしろ危険です。早めに周囲に相談しましょう。