海外製アフターピルがなぜ国内に?

2020/07/06
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国内で海外製のアフターピルを見かけるわけ

なぜ日本国が承認するアフターピルが存在する中で海外製アフターピルが流通もしくは処方されているのでしょうか。

基本は日本国の薬剤使用を

日本人ならばその安全性確認や万一の重大な副作用に備えて、基本的に日本国承認の薬剤を選択したほうがよいと言えます。

海外製アフターピルを処方する医療機関

国内未承認薬、海外製薬剤を患者さんに処方するときには理由が存在するはずです。その理由が妥当なら医師個人の責任においての輸入と処方は許されるとされます。例えば患者さんにどうしても必要なのに国内には適応になる薬がないといったケースです。

国内に同成分の薬剤が存在するのに、同じような成分の海外薬を輸入、処方されるケースがあるようです。疑問に思う場合は処方医にきちんと質問することです。理解納得した上で処方を受け内服をしましょう。

国内承認薬の流通は自由ではない

国内承認薬はどんな医療機関にでも自由に流通するわけではありません。薬の流通には厳しい法律に基づいた管理や信用を重視するところがあるのです。

診療形式が複雑

自己の使用以外で個人が海外製アフターピルを大量に輸入し転売、譲渡することは違法行為とされます。

日本においてアフターピルは医師の診断処方が必要なものなのです。一方でアフターピル診療は保険外診療であるというわかりにくさがあります。

また価格の問題、診療対象が秘密性を含んだプライベートかつ緊急な問題であることからきちんと理解をせずに、よくわからないまま内服をしてしまう、内服後何かあったら産婦人科へと言われなかなかその後を相談できないという方がおられ問題視されているのです。