排卵日付近にアフターピルが必要な方へ②

2020/06/29
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やっぱり妊娠したくない

排卵日付近ならば「したくない妊娠」の可能性は高まってしまうと不安になります。

排卵日付近にアフターピル緊急避妊なら早く!

アフターピルによる避妊は時間との勝負でもあります。「できるだけ早く」が基本になります。

子宮内避妊具による緊急避妊

子宮内避妊具による緊急避妊という方法があります。

実は子宮内避妊具(IUD)による緊急の妊娠阻止率は99%以上です。つまりアフターピルより信頼性が高いわけです。

また性行為後、厳密には排卵後5日以内に施行されると有効なのです。つまりアフターピルより制限時間の面で有利なのです。

しかしさまざまな状況から実際にはあまり行われることがない印象です。特に日本では出産や中絶の経験(子宮の口が開いた経験)がない場合には勧められていません。

気になる方は専門家に相談してみてください。

ウリプリスタール酢酸エステル薬による緊急避妊

ウリプリスタール酢酸エステルという女性ホルモン(黄体ホルモン)のような働きをする成分を含んだアフターピルがあります。

これは国内で承認されている薬ではありません(国内未承認薬)。つまり日本人に使ったときの詳しいデータがないのです。

このアフターピルは国内承認薬アフターピル「ノルレボ」に比べて妊娠阻止率の点でやや優れていると考えられているようです(排卵直前にも排卵抑制効果があるなど)。

時間の面では国内承認薬と同様に「なるべく早く」が基本ですが、時間制限が国内承認薬の72時間(3日間)以内に比べて120時間(5日間)以内と長くなっていることが特徴です。

国内未承認薬(海外製アフターピル)は理解納得してから

国内未承認薬を使って何かトラブルがあったとしても国は保障してくれません。

厳密に言ってしまえば私人(緊急避妊を求める方)と私人(医師や業者)の間の取引行為なのです。緊急避妊において信頼でき義務を果たしてくれる相手かどうかを知ることが大切なのです。