低用量ピル1シート目は妊娠の注意を

2020/06/15
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1周期目には注意を

低用量ピルを飲んでいると高い避妊効果が得られます。しかし注意すべきことがあります。カップルの中には低用量ピルを飲んでいる状態なら、それがどんな状況であれ高い避妊率を誇ると勘違いしてコンドーム避妊を忘れる方がいます。

高い避妊効果

低用量ピルは年間換算で99%以上の避妊成功率を誇ります。ただしこれは完璧に低用量ピルを使いこなした場合のことです。

飲み始めには注意

月経周期における1周期目には注意が必要です。月経1日目から飲まずに3日目4日目から内服した場合には避妊効果を得るための排卵抑制が十分でない可能性があります。

月経痛治療のためのピルの場合は注意

避妊効果を得るためではなく、月経痛を治療するためのピルを内服している方の場合にはよくカン違いが起こります。効果や指示された方法が避妊のことを念頭に置いたものではない可能性があるのです(処方医は月経痛治療をメインに考えているため)。

飲み忘れ、一時的中断後の再開時に注意

ピルを中断していて再開した場合、ピルを数錠飲み忘れてはっきり対応がわからない場合など注意が必要です。不安な場合は処方医をはじめとした専門家に相談するようにしましょう。